資産運用会社の巨人、バンガードグループが、2月22日に開示した最新のアニュアルレポートで、S&P500指数全銘柄を保有するのに3ドルで済む、と明らかにした。具体的には、バンガードS&P500上場投資信託(ETF)(VOO)の経費率を、投資額1万ドルにつき年間4ドルから約3ドル、すなわち0.03%に引き下げたのだ。引き下げ後の経費率は、最も人気の高い最大のETFであるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのSPDR S&P500(SPY)の3分の1だ。ブラックロック(BLK)のiシェアーズ・コアS&P500 ETF(IVV)の0.04%をも下回る。「バンガードは、インデックスファンドの経費率の最低レベルを更新した」とCFRAのETFおよびミューチュアルファンド・リサーチのディレクターを務めるトッド・ローゼンブルース氏は言う。「ソーファイから間もなく経費率ゼロのETFが出るだろうが、バンガードの商品も極めて人気がある。投資家は、経費率を重視する傾向を強めるにつれ、これらの商品に傾くだろう」
【バロンズ】ETF低コスト競争、実質ゼロも
特集
あなたにおすすめ