米ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁は19日、18日に発表された11月のインフレ統計について、テクニカル要因によってゆがんでいる可能性が高いと述べた。エコノミストらも同様の見方を示している。同氏の発言は、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年1月下旬の連邦公開市場委員会(FOMC)までにさらなるデータを見極めようとしていることを浮き彫りにした。11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇した。ウィリアムズ氏は米CNBCとのインタビューで、政府機関閉鎖の影響で数字が約0.1ポイント押し下げられた可能性があると述べた。次回FOMCの前に12月のインフレデータが公表される。「ゆがみがどの程度で影響がどの程度だったか、より正確な数字が得られると思う」と同氏は述べた。