人は毎日同じ生活をしているわけではありません。暇なときもあれば、忙しいときもあります。元気なときもあれば、疲れているときもあります。暇なときや元気なときに合わせて目標を設定してしまうと、忙しいときや疲れているときに続かなくなってしまいます。

 ですから、「本当に、これでいいの?」と不安になるくらい小さなことからスタートするのが、結果を出すための重要なカギを握っているのです。

ポイント3:自動化するまで、ひたすら繰り返す

ざんねんな努力
川下和彦さんとたむらようこさんとの共著『ざんねんな努力』(アスコム刊)

 最後は、ばかばかしいくらい小さな行動をひたすら繰り返すことです。多くの方は小さい頃に自転車に乗る練習をしたことがあるでしょう。最初はバランスをとるのが難しく、上手に乗れるようになるまで何度も挑戦したと思います。ところが、乗り方をマスターし、繰り返し乗っていると、バランスを意識しなくても、自然に乗っている状態になっていたのではないでしょうか。

 それと同じように、人が何かそれまでできなかったことを習得しようとするとき、最初は「できない」状態です。それに対して、意識して何度か取り組むうちに、やがて「できる」状態になります。それを繰り返していると、自転車に乗れるようになったのと同じように、今度は無意識に「やっている」状態になります。

 このように、人間の脳は繰り返しやっていることを自動化プログラムにする特性があり、人は自分自身を自動操縦モードにすることができるのです。

 意志の力を使わず、ばかばかしいくらい小さな行動を繰り返し、自動化する。1回1回は小さな行動の結果でも、それが積み重なってふと気がついたと気には、自分でも驚くほど大きな結果につながっているのです。

 いかがでしたでしょうか?

 『ざんねんな努力』の中には、頑張っているのに結果を出せない人が住むガンバール国と、頑張っていないのに結果が出せる人が住むガンバラン王国という2つの国が登場します。この記事や書籍を読んで実践してくださった方が国境をまたいでガンバラン王国の国民になり、結果を出す喜びをつかんでいただけたら、それに勝る喜びはございません。

(クリエイティブディレクター、習慣化エバンジェリスト 川下和彦)