世界経済が控えめながら底堅く成長している現在、業績不振に陥る企業は2つのセクターに集中する傾向がある。それは小売りとエネルギーだ。だが投資家やアナリストは、世界の自動車産業がこれに加わる可能性があると次第に警戒を強めている。  コンサルティング会社アリックスパートナーズが企業再建の専門家を対象に行った最新調査では、回答者の約3分の1が2019年に業績不振に直面する可能性が最も高い3つのセクターの1つとして自動車を挙げた。前年の調査に比べてほぼ5倍に増えた。これを上回る数の回答を集めたのは小売りとエネルギーだけだった。