米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは米国内87カ所で展開しているポップアップストア(期間限定ショップ)を全店閉鎖する。実店舗戦略を練り上げている同社は、ここ数年かけて実施してきたポップアップストアの実験に終止符を打つ。アマゾンの広報担当者はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、「慎重に見直した結果、ポップアップストアのプログラム中止を決定した」と述べた。アマゾンのポップアップストアで働く複数の従業員によると、店舗は4月末までに閉鎖される見通しだという。ポップアップストアでは音声操作スピーカーやタブレット端末、電子書籍リーダー「キンドル」などの商品を並べている。全米21州のショッピングモール内や百貨店チェーンのコールズ、傘下の高級スーパーマーケット大手ホールフーズ・マーケットの中などに設置されている。
アマゾン、ポップアップストア全店閉鎖へ 実店舗戦略見直し
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