【重要なポイント3】
部屋割りのメリハリ:ものを逃す場所を確保する

 役割のあやふやなお部屋は必ず荒れていきます。理想のイメージを大切に、新居ではスッキリとシンプルに暮らしたい、と思うのであればそういったお部屋を「予備の物、保管品の逃がし場所」としてしっかり活用するのがおすすめです。理想のシンプル・リラックススペースを下支えするストックスペース、というイメージで役割にメリハリを利かせるのです。何もない部屋にスチールラックを入れるなど、ほんの少しのアレンジで使い勝手が大きく変わります。

「引っ越しして使いやすい最新の収納になるので今度こそ片づけをがんばりたい」「引っ越しを機にシンプルライフを目指したい」といったお声は現場でもよくお聞きしますが「引っ越せば〇〇できる」という淡い希望は忙しい毎日の中、残念ながら、なかなか叶いにくいもののようです。引っ越し前後の慌ただしさに加え、さらにがんばらなくてはならない状況をつくるよりも、ほんの少し自分を甘やかす「物の逃がし場所確保」にエネルギーを注いでみるほうがきっと良い結果につながります。

 今回は引っ越しにあたって必要な3つのメリハリをお伝えしました。

 新生活はいきなり完成形を目指すのではなく、まずは「日常生活をスムーズに回せればよい」と考えましょう。暮らすうちに事前の計画と実生活とのズレが出てきたら、手直ししていけばよいのです。

 ただでさえ、引っ越しには気力も体力も使います。できるだけ最小限の労力で効率よく引っ越しを進められるよう、これらのポイントを確認してから引っ越しに臨んでください。

(家族の片づけコンサルタント sea(しー)、取材・構成/麻宮しま)