ドナルド・トランプ米大統領は13日、連邦航空局(FAA)がボーイング社の737MAX(マックス)8および737MAX9型機の運航を停止すると発表した。中国、インド、欧州連合(EU)など30余りの国・地域は既に運航を停止している。トランプ氏はホワイトハウスで、ボーイングは偉大な企業だとし、エチオピア航空の同型機が墜落した原因究明に同社が努めていると語った。その上で、原因が分かるまで「同型機の運航は停止する」とし、直ちに実施すると述べた。この日はカナダのマーク・ガルノー運輸相も、同国が737MAXの運航を停止すると発表した。同相は、人工衛星が追跡したデータによれば、先週末に墜落したエチオピア航空機と昨年10月に墜落した同型機とに「証明されていないが、共通点がある可能性がある」と述べた。当局者が墜落した2機のトラブルの関連性を示唆するデータに言及したのは初めて。