気品あるDB11は、アストンマーティンの[華麗にして豪快モデル]である。パワーユニットは新開発5.2リットル・V12ツインターボ。スペックは608ps/71.4kg・m。0→100km/h加速3.9秒、最高速度は322km/hに達する。そして、スタイリングは伝統の、かつ精緻なクーペフォルムでユーザーの憧憬を呼ぶ。
現行アストンマーティンの“柱”
DBシリーズ
DBシリーズは、現行アストンマーティンの“柱”だ。英国生まれの老舗ブランドが送り出すスポーツカーの魅力を、余すところなく体現した存在である。
アストンマーティンの魅力。それは誰もが「美しい」と感嘆するクーペフォルムだろう。21世紀になってアストンマーティンは、美しいビッグクーペの黄金比を再び確立した。言い換えれば、美しいクーペを作ろうとすれば、すべてアストン風のスタイリングに収束する。それくらい、今世紀のアストンマーティンが作り出すクーペは美しく、完成度が高い。
パフォーマンスも重要なポイントだ。アストンマーティンの歴史は、数々のグランツーリズモスポーツによって刻まれてきた。その高い実力は、ル・マン24時間レースをはじめとするモータースポーツシーンで実証されている。ライバルを圧倒する戦闘能力があったからこそ、貴族たちのステイタスシンボルになり得た。その伝統は、最新作にも脈々と受け継がれている。