シニアには懐かしい、スポーツカーファンにはうれしいニュースが届いた。ニューモデルは1960~70年代のモータースポーツ・シーンで大活躍し、勇名を馳せた本格スポーツカーの復活である。スタイリングとボディカラーは1stモデルのイメージを彷彿させる、新しいアルピーヌA110が登場した。かつてフランスを代表したスポーツカーブランド、アルピーヌが復活した。
1962年にデビュー、一度生産終了も
新生A110が誕生
アルピーヌは1955年、当時のルノーの大衆車4CVをベース車両に使ったスポーツカーとして誕生。1962年にデビューしたA110は15年にわたり生産され、1973年にWRC(世界ラリー選手権)の1stチャンピオンになるなど、モータースポーツでも輝かしい成績を残した。
その後アルピーヌはルノー・グループの一員になり、1995年に一度生産を終了。2010年代に入ってブランド復活が決定し、今回紹介する新生A110が誕生した。日本販売は今年7月、発売記念限定車プルミエールエディションからスタート。50台の販売枠に対して1000人以上の申し込みがあったという。試乗したカタログモデルは、軽量性にこだわったピュアと、上質な仕立てのリネージである。