米アマゾン・ドット・コムが先ごろ、ネット通販のモバイルアプリでポップアップ機能を実験した。アマゾンは自前のプライベートブランド(PB)商品を含めて、低価格商品の売り込みを積極化している。今回試した新機能は、検索結果や商品ページに一般的に表示されるディスプレー広告より一歩踏み込んだ。ポップアップウィンドウは商品ページの大部分を占め、利用者は低価格のアマゾン商品をクリックするか、ウィンドウを閉じないと先に進めない仕組みだ。例えばアマゾンのモバイルアプリで「単4電池」を検索すると、真っ先に表示されるスポンサードリンクはエナジャイザー・ホールディングスのものだ。そのリンクをクリックするとポップアップウィンドウが開き、エナジャイザーの商品より安い「アマゾンベーシックス」の単4電池が表示される。