ニュージーランドは、クライストチャーチのモスク(イスラム礼拝所)2カ所で発生した銃乱射事件を受けて、1週間以内に銃規制の改正法案の策定を目指す考えだ。だが、農業大国であるニュージーランドが銃規制を強化する上で、議員らは障害にぶつかっている。  まず、銃の登録記録が不完全で、銃器の正確な数を特定することが困難な状況にある。120万〜150万丁の銃器が出回っていると推定されているが、それには違法に売買された銃は含まれていない可能性が高い。  ニュージーランドのジャシンダ・アーダン首相は18日、自身に近い議員ら全員から銃規制の強化への賛同を得た。