「昨日、好きだったAさんから告白された」という書き込みに対して、「ウッソー、信じられない」という文字のコメントがあった場合、素直な祝福を表す「良かったね」という意味にも、「そんなことがあるはずがない」という虚偽を疑う「ウッソー」にも取れます。さらに、グループ内で発信した内容を、グループの誰かがシェアしたり、転送したりすれば、その内容は極悪非道な人間を含めて、全世界の人が見る可能性があります。そして、一度拡散してしまった情報は、そのすべてを消去することは不可能です。

 他にも、ネット上には食事場所のランキングや「○月○日に地震が来る」など、嘘の情報が混じることもしばしば。こうしたことは、発展途上のSNSを使う上で最低限知っておかなければならないことでしょう。

 しかし、自己中心、否、自己優先の傾向が強い人は、知っていても翻弄されます(私たちは自分の考え方でしか動けないので自己中心なのは当たり前です。問題なのは、他人より自分の都合を優先する自己優先の人です)。さびしがり屋、自己顕示欲が強い人、承認欲求が強い人は「いいね!」を含めて、自分が期待している反応がないと不安になります。言い換えれば、他人に甘えているのですが、他人が期待通りに反応しなければならない理由など、どこを探しても見つかりません。

 自分の書き込みに対してネガティブなコメントが寄せられて不機嫌になるなら、みんなに気づかれないように、そっとSNSから離脱したほうが、精神衛生上ずっといいでしょう。大丈夫。あなたがSNS上からいなくなったことに気づく人なんて、ほとんどいません。あなたが思っているほど、他人はあなたに関心を持っていないのですから。

“SNS疲れ”気味なら一方的に距離を置くこと

 また、SNSでは書き込みのような一方的なやり取りだけではありません。相手とすぐに気軽に連絡をとることができる点も何かと忙しい現代人と相性が良いのでしょう。一方で、近年ではメールやSNSでのコミュニケーションが大部分を占めるようになり、連日のコメントや周囲の反応が気になるいわゆる“SNS疲れ”な人も増加しているようです。たしかに、誰とでもすぐにコミュニケーションがとれてしまう“気軽さ”は、人との距離感を見誤ってしまう原因になるのかもしれません。