【ブリュッセル】欧州連合(EU)の各国首脳は21日夜、英国によるEU離脱(ブレグジット)の期限を当初の29日から延期することで合意した。一方で英議会がEUとの協定案を承認しなければ、4月半ばにも「合意なき離脱」が起きる可能性があると警告した。  EU加盟国の首脳らは、英議会が来週中に離脱協定案を承認すれば、離脱期限を5月22日まで延期すると決めた。これにより英国とEUは必要な法整備を進める時間が得られる。  ただEU首脳らは、協定案が英議会で承認されなければ、英政府は4月12日までにブレグジットをどう進めるか示す必要があるとした。