では、Aさんのケースでシミュレーションをしてみましょう。

 まずは、衣類管理動線のシミュレーションです。Aさん宅では、洗濯物は外干しなし、すべて乾燥機までかけるスタイルです。洗濯1 回ごとに畳んで戻す作業が追い付かないことが予想されるため、乾燥後はいったん洗面所内で人別のカゴに分ける形てで一次処理(図の動線(1))。週末にまとめてそれぞれのクローゼットに戻すことにしました(同(2))。これで、洗濯済み衣類がいったんどこかに山になるストレスが回避できます。

 次に、学習&仕事動線のシミュレーションです。ダイニングテーブルでよく使うものは、食事の前にすぐ片づけられるよう棚はテーブルの近くに設置しました。かつ、使用頻度の低い学習用品や終わったプリントやランドセルは個室の棚を定位置に。2ヵ所に定位置を分けることでダイニングが散らかるのを防ぐ狙いです。

4)荷物を詰める

 以下a~cの順に詰めていきます。前編でも説明した通り、荷造りは密度のメリハリを意識するのがコツです。箱数が減らせるだけでなく、新居でも効率よく収納作業が進められます。

a:当分開けて使う予定のないもの

・アルバムや写真
・その他過去の趣味や思い出のもの

 長期保管品は本当に必要なものだけに厳選したうえでできるだけ密度を上げて、箱の空間を目いっぱい使って納めきることを心掛けてください。