世界経済の健全性を巡る相反するシグナルを受けて米欧の株式相場は先週急落した。戸惑う投資家らは、米国など先進諸国で今週発表される重要な経済指標で新たな手がかりを得るだろう。  米国、英国、フランス、カナダが発表する2018年10-12月期国内総生産(GDP)の数値は、世界経済が単に一時的に落ち込んでいるのか、より深刻な景気悪化に向かっているのかという議論に何らかの方向性を与える可能性がある。  米国は28日に10-12月期GDP確定値を発表する。世界経済が軟化する兆候を探している投資家の間で特に関心が高い。JPモルガン・チェースのエコノミストはGDP確定値を1.8%増と予想。