米ウォール街の昨年の収益と雇用状況は、年末にかけて株式市場が金融危機以来の急落に見舞われたものの、堅調だったようだ。米ニューヨーク州会計監査局が26日、推計値を公表した。  それによると、証券業界の利益は前年比11%伸びた。ニューヨーク市ウォール街の証券業界の雇用者数は4700人増の18万1300人と、ここ10年で最高となった。  半面、ニューヨーク市の証券業界従業員のボーナスは減少。平均ボーナス額は前年比17%減の15万3700ドル(約1700万円)だった。だが、それでもボーナス支給額は、2017年の民間部門の平均年収(7万7100ドル)の約2倍の水準だ。 。