米国の同盟国であるサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の間で緊張が高まっている。サウジは30日、同国の安全保障を脅かさないようUAEに警告し、脅威に対して必要なあらゆる措置を取ると表明した。急速にエスカレートしている両国の対立は、イエメンで起きた戦闘が引き金となった。戦闘は、親イラン武装組織フーシ派の敵対勢力が支配するイエメンの3分の2の地域で起きた。他の地域はフーシ派の支配下にある。UAEの支援勢力がサウジ支援の対抗勢力の隙を突く形で、サウジ国境沿いのエネルギー資源豊富な地域を掌握した。サウジ外務省は30日、これを自国の安全保障に対する脅威と呼び、UAEに24時間以内にイエメンから部隊を撤退させ、同国のいかなる勢力への金銭的・軍事的支援もやめるよう勧告した。
サウジとUAE、イエメン巡り対立 緊張高まる
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