【上海】中国が電気自動車(EV)への補助金を削減する。政府の後押しで急成長してきた中国のEV市場にとって、大きな試練となりそうだ。  中国財政省が今週公表した計画によると、中央政府によるEV向け補助金の上限は6月以降、従来の6万6000元(約100万円)から2万7500元へと、半分以下に引き下げられる。地方政府の補助金は廃止する。地方の補助金はこれまで中央政府の水準を最大50%上回っていた。  新たな規定に基づく補助金の対象となるのは航続距離が250キロメートル以上のEV。昨年は最低150キロメートルとなっていた。2021年初めには全ての補助金が廃止される。 。