アルバムは子どもの自信を
育む最高のツール

 また、子どもに写真を見せることも記憶を思い出させるための手助けになるかもしれません。私の話で恐縮なのですが、昔から自分は他の人と比べて幼少期のことを詳しく覚えているほうで不思議に思っていました(一番古い記憶では2歳のときのことも覚えています)。

 最近までずっとそれが何故か分からなかったのですが、1つ思い当たったことがあります。昔から実家には写真をまとめた分厚いアルバムが何冊も置いてあったということです。両親が大切なイベントや日常の写真を撮って常にアルバムにまとめてくれたため、小さいときから私は写真を見るのが大好きでした。

 写真を見るたびに、海に行って魚を捕まえたことや、山に行って川下りをして楽しかったこと、かけっこで緊張したけど一番になったことなど、昔の出来事を振り返っては幸せを感じていたように思います。

 最近はスマートフォンなどで撮った画像をすぐに見ることができるため、アルバムを作る人が少なくなってきていますが、子どもの自信を育むためにアルバムは最高のツールになるかもしれません。私も子どもが2歳を過ぎたので、そろそろ大きなアルバムを作ろうと思っているところです。