米国のキルステン・ニールセン国土安全保障長官は1日、入国審査待機中の中米移民をメキシコに送り返すプログラムを強化すると表明した。  ニールセン長官は国境警備隊に宛てたメモで、メキシコに送り返すべき移民がいないかどうか、書類審査を始めるよう指示した。  トランプ政権はメキシコ国境から大挙として押し寄せる移民の越境を阻止する取り組みを続けている。  メキシコ残留を促す手続きを巡っては、移民が適正な手続きを受ける権利を侵害され、メキシコで危険にさらされかねないとして移民弁護士や移民保護団体などから批判の声が上がっている。