米民主党のナンシー・ペロシ下院議長は2日、ジョー・バイデン前副大統領にセクハラ疑惑が浮上していることを巡り、2020年の大統領選出馬の資格を失うことにはならないが、もっと気をつける必要があるとの考えを示した。ペロシ氏は米政治サイト、ポリティコ主催の朝食会イベントで、「失格になるとは思わない」と指摘。「どのような意図で行ったのかではなく、どのように受け止められたかが問題」とし、長年の付き合いがあるバイデン氏は、ペロシ氏の多くの孫たちに愛される愛情深い人物だと述べた。バイデン氏を巡っては、ネバダ州議会の元議員女性に続き、1日には別の女性も不適切な行為を受けたとメディアに語った。バイデン氏は疑惑に反論している。セクハラ疑惑が浮上したことで、バイデン氏の大統領選出馬を危ぶむ見方も出ている。