米司法省反トラスト局がアカデミー賞の主催団体「映画芸術科学アカデミー」に対し、動画配信大手ネットフリックスの作品を賞から除外するための新たな規定案が反トラスト法(独占禁止法)に違反する可能性があると警告した。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、同局のマカン・デラヒム局長は映画芸術科学アカデミーへの書簡で、作品が劇場でより幅広く公開されていることを候補の条件とすることは、競合する者同士が新規参入者を排除するために結ぶ合意にあたる可能性があると指摘した。司法省の報道官とネットフリックスの広報担当者はコメントを控えた。映画芸術科学アカデミーの広報担当者は「司法省から書簡を受け取り、適宜に対応した。当アカデミーの理事会は賞に関するルールを話し合う年次会合を4月23日に開催する」とした。
アカデミー賞のネットフリックス除外、独禁法違反か
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