![ジャガー初のEV「I-PACE」](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/650/img_3a36a8ccdb962e30af537a896f325e90252515.jpg)
結構重いはずなのに軽く感じる
そして迫力満点の加速感
「うわぁ、なんだ、この感覚は!?」
英国ジャガーの初EV「I-PACE」は、いい意味で期待を大きく裏切る優れモノだった――。
日本市場導入を控えて横浜で開催されたメディア試乗会。ホテルの地下駐車場で乗り込み、少し動かしただけで「あれ、なんだか、やたらと軽く感じるな」と思った。
がっしりとしたスタイリングで、寸法は全長×全幅×全高=4695mm×1895mm×1565mm、ホイールベースは2990mmながら、車両重量は2250㎏と重たい。搭載する容量90kWhの電池パックは600kgもの重量物になっている。
そんな重量級なのに、走り出しでの重ったるさがまったくない。一般的にEVは、電池パックを床面に敷き詰めるため低重心となり、乗り味はドッシリ感があるものだ。それがI-PACEではほとんど感じられない。
![I-PACEの車体骨格。床面にリチウムイオン二次電池を90kWh搭載](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/650/img_6f681451b223ef776723628fe4603464176557.jpg)