スティーブン・ムニューシン米財務長官は9日、国内の金融機関は英国の欧州連合(EU)離脱が「合意なき離脱」となる事態を想定して準備を進めているが、ハードブレグジット(強硬な離脱)となれば市場や貿易が大きな影響を受けるだろうと述べた。  米下院金融サービス委員会の公聴会に出席したムニューシン氏は、「われわれはハードブレグジットという結末が極めて現実的なことだとして備えておくべきだ」と発言した。  また、英国のテリーザ・メイ首相、フィリップ・ハモンド財務相、イングランド銀行(中央銀行)のマーク・カーニー総裁と数週間前にロンドンで現状について話し合ったと指摘。