米半導体大手インテルは、追いかけっこが高くつくことを証明した。特に勝ち目がないときはそうだ。インテルは16日夜、事実上、スマートフォン向けモデムチップの生産から撤退する方針を明らかにした。第4世代移動通信システム(4G)に対応したスマホ向けチップの契約は履行するが、次世代の「5G」向け製品の生産は中止する。この数時間前、同社最大のモデム顧客である米アップルがモデム市場で同社最大のライバルである米クアルコムと長期にわたる特許訴訟で全面和解したと伝えられた。インテルの株価は17日午前の取引で3%上昇した。
インテルのモデム撤退、ついに下した正しい判断
iPhone向け事業は赤字で生産能力にも負担
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