楽天のポイントカードを導入する
国内の外食・流通企業が続々

 ホームセンター大手のコーナン商事はネット通販大手の楽天のポイントカードを導入した。楽天はアマゾンの有力な対抗馬。その牙城死守のために現在、ポイントを軸とした経済圏を広げている。

 楽天ポイントは現在、マクドナルドやくら寿司、さらにドラッグストアのツルハホールディングスといった、それぞれの業界の有力企業が導入しているが、コーナンもその1社となった。

 店舗でもネットでも固定客化の有力なツールはやはりポイントである。楽天は1億以上という会員数の基盤をベースに楽天ポイントの参加企業が増え、経済圏が膨らめば膨らむほど、楽天ポイントが貯まりやすくなり利便性が高まるのだ。

 コーナンは楽天のECサイト「楽天市場」にも17年から出店しており、今後、ポイントカードを活用して、ネットと店舗のオンライン・ツー・オフライン(ネットから店舗へ消費者を呼び込む)戦略を展開する。同社の疋田直太郎社長は「楽天のポイントカードの導入で若年層の取り込みなど客層の拡大を目指す」と話す。

 しかもコーナンは、楽天ポイントカードの導入で獲得できる精度の高い顧客購買情報をマーケティングに活用する。

 コーナンではポイントカードの導入で「POS(販売時点情報管理)システムでは判別できなった『誰がいつどこで何をいくつ使ったか』を“見える化”できるのが強み」と指摘する。

 楽天としてもこの黄金の方程式で経済圏を広げていけば、楽天市場への集客が期待できるし、実店舗を持つ側としても相乗効果を生み出しやすい。いわばウィンウィンの関係が築けるわけだ。