米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、予定している新規株式公開(IPO)で自社の評価額の目標を約800億〜900億ドルに引き下げた。関係筋が明らかにした。IPO価格は1株44〜50ドル、IPO規模は80億〜100億ドルを目指すという。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は以前、ウーバーが転換社債保有者向けの書類でIPO価格が48〜55ドルを見込むと説明しており、同社の評価額は完全希薄化後で900億〜1000億ドルとなるはずだと報じていた。ウーバーのIPOは時価総額で見ると、中国の電子商取引大手アリババグループに次ぐ米IPO史上2番目の規模になるとみられている。主幹事を務めるモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス・グループは昨年、ウーバーの評価額は1200億ドル程度になる可能性があるとみていた。