6年続けたリフトのドライバーを辞めたギルバート・アキノ氏
ギルバート・アキノ氏は6年続けたリフトのドライバーを辞めた。1マイル当たり賃金が急落したことが理由だという Photo: Jenn Ackerman for The Wall Street Journal

――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト

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 ジェイソン・ヌールザイ氏は2015年以降、「ギグエコノミー」(ネットを通じた単発請負型の非正規雇用形態)を支える新興企業8社のさまざまなサービス事業で働いてきた。それはポストメイツ、ドアダッシュ、グラブハブ(以上、宅配サービス)、アマゾン・フレックス(宅配請負ドライバー)、ウーバー・テクノロジーズ、リフト(以上、配車サービス)、フィールド・エージェント(市場調査)、デリブ(クラウドソーシング型宅配)だ。

 「私が一番気に入っているのは、仕事のスケジュールを自由に決められること、そして所定時間内に全力を尽くせば、大半の仕事が良い報酬をくれることだ」。ヌールザイ氏はこう語る。最悪だったのは料理宅配サービス「ウーバー・イーツ」で、賃金もチップの取り分も最も少なかったという。

 同氏はポストメイツとフィールド・エージェントでまだアルバイトを続けているが、人材派遣会社を通じてようやくフルタイムの仕事に就いた。独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正問題の一環でリコール(回収・無償修理)対象となったフォルクスワーゲンとアウディのディーゼル車を点検する仕事だ。