米ウーバー・テクノロジーズやリフトなど、ライドシェア企業の運転手が8日、待遇改善を求めデモを行った。現在の賃金では生計が立てられないと主張している。抗議活動はライドシェア業界全体に対するものだが、時期やその趣旨、ウォールストリートから数ブロック離れた場所で会見を開いた点を踏まえると、ウーバーが主な標的となっているもようだ。デモは全米の主要都市で実施される見込み。ウーバーは10日、ニューヨーク証券取引所に上場予定で、今年最大級の新規株式公開(IPO)として注目を集めている。投資家にとっては、ウーバーのIPO申請書類で指摘されていたリスク要因が具体化した格好だ。中でも、運転手との関係を巡る評判は大きなリスク要因となる。ウーバーは申請書類で、企業イメージにさらに傷がつけば、運転手または顧客を失う恐れがあるとしていた。
ウーバーIPO控え、運転手がデモ 待遇改善を要求
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