ここに笑い話がある。筆者は過去3年間、電子ファクスサービスに毎月15ドル(約1650円)支払い続けてきた。しかし、2回しか使わなかった。かかった費用は総額540ドルだ。この金額があれば、ファクス用紙を20ロールは買えた。もしくはファクス機だって何台か買えただろう。あるいはアイルランド行きの航空チケットを購入し、世界初のファクス機を展示している博物館を訪ねてもよかった。定額制サービスが花盛りだ。あらゆるビジネスが毎月または毎年決まった金額を請求する形に移行しつつある。あなたが着ているシャツにも定期購入サービスがある。トイレットペーパーはもちろん、カミソリの定期購入は10億ドル規模のビジネスだ。われわれのクレジットカードに定期的に請求される金額は、動画や音楽配信、そして新聞の購読料にとどまらない。コンサルティング会社ウエスト・モンロー・パートナーズの2018年7月のリポートによると、米消費者は平均で月237ドルを定額サービスに費やしている。
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