米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは10日、新規株式公開(IPO)を行う。10年間にわたり都市交通の革命を先導してきた同社にとって勝利の瞬間だ。同社は激しい競争に直面しているが、投資家が最も懸念すべきなのは「プログレッシブ(進歩派)」な政府だ。ウーバーはIPOで90億ドル(約9900億円)前後を調達する計画であり、評価額は最大900億ドルとなる。米株式市場では2014年のアリババグループ以来、最大規模の上場だ。ウーバーがもたらしたイノベーションは、人々がスマートフォンで車を呼べるようしたことだ。だがウーバーは、食事のデリバリーサービスや、電動スクーター、貨物輸送などの分野にも進出している。
【社説】ウーバーの最大のリスクは政治
最大の障害は労組合や業界の既成勢力から支援を受ける政治家の存在
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