米ニューヨーク市マンハッタンにあるワールドトレードセンター(WTC)に39億ドルをかけて建設された交通ハブの施設の天窓から、水漏れが生じていることが分かった。天窓に破損が見つかったのはWTCの「オキュラス」。ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社は、355フィート(約108メートル)を誇る開閉式天窓のゴムシールが、2018年に開かれた同時多発テロ記念式典で開け閉めされた際に破損したとしている。同施設を所有する港湾公社は冬の間に3万ドルをかけ、特殊なテープを利用して天窓の修復を試みた。だが5日には再び雨漏れが確認された。高級ショッピングモールも入る交通ハブのオキュラスは2016年のオープン後、複数回にわたりトラブルに見舞われている。2017年にはエスカレーターの事故で2人の男性が軽傷を負ったほか、同年には別の部分からも水漏れが確認されていた。