ソフトバンクグループ傘下のテクノロジーファンド「ビジョン・ファンド」は、ロンドンを拠点とする英フィンテックのグリーンシルに8億ドル(約880億円)を投資する。グリーンシルが13日に明らかにした。サプライチェーン(供給網)の企業融資を手掛けるグリーンシルは、英国のデービッド・キャメロン前首相をアドバイザーに迎えている。米金融大手シティグループやモルガン・スタンレーで働いた経歴を持つオーストラリア人のレックス・グリーンシル氏が8年前に創業した。グリーンシルは100以上の機関投資家と協力し、800万を超える顧客に合計600億ドル超の融資を手掛けている。グリーンシルの広報担当者はソフトバンクの投資について、同社の保有株数など詳細を語ることは控えた。今のところソフトバンクの広報担当者からコメントは得られていない。