――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米連邦最高裁の審理で負けるのに最高の時機など決してないが、アップルにとってはこれ以上ないほど最悪のタイミングとなった。  米最高裁は13日、消費者がアップルを相手取って反トラスト法(米独占禁止法)に基づく集団訴訟を起こしていた問題で、訴訟を進めることは可能との判断を下した。訴訟は実質的にアプリ配信サイト「アップストア」のビジネスモデルに異議を唱えるものだ。アップルはアップストアを通じて販売される同社端末向けアプリや定額制サービスについて、売上高の15〜30%の手数料を課している。