宴会で皿に一品残る問題
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宴会の裏で繰り広げられる心理戦

 偉い人が集まる業界の飲み会に参加した時のことである。プライベートではなかなか行かないような高級な居酒屋で、料理はコース。どれもおいしかったのだが、とくに途中で出てきた馬刺しの盛り合わせが、今まで食べたことがないくらい美味だった。

 盛り合わせメニューによくあるように、さまざまな部位の馬肉が豪華絢爛に並んでいる。なかでも、白い色をした部位が、筆者の舌をうならせた(あとで調べたら、「たてがみ」という部位らしい)。しかし、そこはさすが高級なお店。盛り合わせといっても、上品なサイズに、ちょうど人数分切り分けてある。いい肉を少量だけというのは、馬刺しに限らず、高級焼肉屋でもよくあるパターンだ。

 どうしても、あの白い馬刺しをもう1枚食べたい。あんな小さな肉では、貧乏症の筆者には正直物足りない。できるなら、口の中に2、3枚放り込み、味だけではなく食感を楽しみながら、極上の美食をかみしめてみたいものである。