投資信託大手T・ロウ・プライス・アソシエイツは1-3月に、米テスラ株の持ち分の約81%を売却した。長年にわたりテスラの大株主の一角を占めていた同社にとって、大きな方針転換となる。米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、T・ロウは3月末時点でテスラ株170万株を保有。2018年末時点では890万株を保有していた。T・ロウは売却についてコメントを控えるとした。テスラからは今のところコメントは得られていない。テスラ株は年初来で30%安。アナリストらは同社の資金調達力に対する懸念や納車問題、またイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)のツイートを巡り規制当局との対立が続いていることが背景にあるとしている。