米画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアが16日発表した2019年2-4月期(第1四半期)決算は、純利益が68%減の3億9400万ドル(1株利益は0.64ドル)となった。減益率はアナリストの予想より小幅だった。同社によると、急減していたゲーム用チップの需要が拡大に転じた。一時的な費用を除くと1株利益は0.88ドルだった。ファクトセットがまとめたアナリスト予想では0.81ドルと予想されていた。売上高は31%減の22億2000万ドルだった。アナリスト予想は22億ドルだった。5-7月期(第2四半期)の売上高について、エヌビディアはアナリスト予想を若干上回る25億5000万ドルを予想している。2-4月期のゲーム用製品は10億5000万ドルで前年同期比39%減だった。しかし前期比では11%増加した。ゲーム用のチップは仮想通貨のマイニング(採掘)向けに人気だったが、仮想通貨の価格急落を受けて需要が落ち込んだ。