多くの米小売業者が予想を下回る売上高を報告し、2018年12月の小売売上高が2009年以来の大幅な減少となったことを米商務省が嘆いていた2月、米小売り最大手ウォルマートは年末商戦が前年に引き続き堅調だったと発表していた。2-4月期(第1四半期)の利益が予想を上回り、年末までの見通しも良好となるなど、同社の勢いは2019年も衰えていない。ウォルマートが16日発表した第1四半期決算は、1株当たり利益(EPS)がアナリスト予想の1.02ドルを上回る1.13ドルだった。既存店売上高は予想の3.3%増に対して3.4%増、Eコマース(電子商取引)事業の売上高も引き続き好調だった。同事業の売上高成長率は37%で第4四半期の43%からは減速したが、それでも前年同期の33%を上回っている。
好決算のウォルマート、対中関税だけが心配
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