というのも、仕事だと捉えている料理人は、アクティブに試行錯誤を繰り返していきます。魚の切り方で味が変わるのではないか?包丁の研ぎ方を工夫したらもっとおいしくなるのではないか?保存時の温度を変えたらどうだろう?と。一方で、「先輩からさばいておくよう指示されたから」と作業をこなす料理人は、先輩が指示したやり方で一定の水準を保つことに注意を払い、クレームがなければ満足します。

 さて、職場でベテランと目される存在になっているはずのあなたは、日々の業務にどちらの姿勢で向き合っていますか?もちろん、すべての業務を仕事と捉える必要はありません。オフィスワークには、作業と割り切って淡々とこなしたほうが効率的な業務は山ほどあります。

 それでもあなたの成長を助けるのは、「もう一歩先に行けないか?」「アプローチの仕方を変えたら、若手がもっとやる気になるんじゃないか?」と考え続けることです。仕事と作業を見分ける判断基準は「それが成果につながるのか?」「自分の成長につながるのか?」という問いかけです。50歳、あらためて「仕事」と「時間」に着目した働き方を見出していきましょう。