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“人生100年時代”と言われながらも、定年前後を迎えた人たちを取り巻く環境は、いまだ整っているとは言い難いだろう。特に、いまのシニア世代は、早期退職、定年延長、再雇用、再就職など過去になかった「定年前後」の難しい選択に直面し、戸惑っている人も多いという。そこで、10万部を突破した『定年前後の「やってはいけない」』の著者・郡山史郎氏が、3000人の再就職をサポートしてわかった“定年後うまくいっている人の習慣”を紹介する。今回の連載では、郡山氏の新刊『定年前後「これだけ」やればいい』(青春出版社)から、人生の後半戦に入るにあたって身につけておくべき習慣を抜粋して紹介する。

定年前後で「仕事との向き合い方」はどう変わるのか

 定年後はもはや余生ではない。現在、平均年齢は男女ともに80歳を超え、まさに「人生100年時代」の到来が目の前に迫っている。60歳で定年を過ぎたあとの長い時間をどう過ごすか考えたとき、やはり経済的や健康的にも働き続けることが大切だ。前回説明した通り、100年の人生を50歳で区切るとすれば、「前半戦」と「後半戦」に分けられる。前半戦と後半戦では「働く意味合い」もまったく異なり、仕事との向き合い方にも違いが出てくるのだ。したがって、後半戦に入る前までに、定年後の人生設計を考えておかなければならない。