米下院民主党の指導部は、ドナルド・トランプ大統領の要請でホワイトハウス元法律顧問のドン・マクガーン氏が議会証言を拒否したことを受け、トランプ氏に対する弾劾手続きを求める新たな動きに直面している。民主党側は、ウィリアム・バー司法長官が公聴会で質問に応じることを拒否し、ロバート・モラー特別検察官の報告書の完全版を司法省が提供しないことにも業を煮やしている。下院のジェロルド・ナドラー司法委員長(民主、ニューヨーク州)は21日、トランプ氏が「きょう、ここに来る法的義務のある証人を自ら脅した」とし、「そのような行為は到底容認できない」と批判した。ナドラー氏は、マクガーン氏が公聴会に出席しない場合は議会侮辱罪に問う構えを示していた。この日、司法委は引き続きマクガーン氏の証言を求めていくとし、必要であれば裁判を起こすとした。次の動きを具体的には説明しなかった。
トランプ氏への弾劾要求強まる 元法律顧問の証言拒否で
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