――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  英国の欧州連合(EU)離脱プロセスがきしみを上げて止まり、テリーザ・メイ首相が辞意を表明した。そうした中、今週はポンド売りが加速している。  だが過去2年のポンド相場の変動と同じように、長い目で見れば今回の動きにも大した意味はなさそうだ。  この2週間でポンドは2.5%下落し、今年の最安値に沈んだ。離脱を巡るこう着状態を打開しようとするメイ氏の最後の試みは、それまでの試みよりさらに不評だった。