本人に悪気がなくても周囲に困惑している人がいる状況。パワハラの被害者だった人が、ハラスメントする側になっていく段階のようにも思える。

「社会人スポーツサークルの中で浮いてしまっている人がいます。試合での勝利を喜んでいる中で、自分の活躍についてばかり話してしまったり、他の人に見当外れなダメ出しをしたり。性格が悪いというより、行動の癖みたいなもので、直しようがないんだろうなと。

 サークルは割と人格的に優れた人が多いので、『あいつはああいうヤツだからムカつくことを言われても気にしない』という達観の雰囲気です。たまに『それは言っちゃダメだよ』と注意する人がいるけれど、本人は割と素直に聞いている感じですね」(30代男性)

 確かに、人の行動や性格はおいそれと直せるものでもない。人に変化を求めるよりは、受け手側の気持ちを変える方が手っ取り早いこともある。もちろん、それによってコミュニティー内でストレスが蔓延(まんえん)するなら問題だが、このケースの場合、そうならずにガス抜きができているということなのだろう。

「あいつはああだからしょうがない」は突き放しのように見えて、“受け入れ”であるのかもしれない。

 人と人が集まれば、どんなコミュニティーでもありえること。浮いてしまう人にどう対応するかが、自分の人間性を確認させられる瞬間でもある。あなたにも思い当たることはないだろうか。