大きな話題を呼んだ山里亮太さんと蒼井優さんのご結婚。実は、山ちゃんが使った初デートの誘い文句には、「YES」の確率をぐっと高める理由があるのだそうです。今回は、シリーズ累計131万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、気になるあの人をデートに誘うときに役立つ「伝え方」を教えてもらいました。(構成/伊藤理子)
デートの返事をイエスに変える伝え方のコツ
婚活支援サービス会社・パートナーエージェントの調査によると、2019年新卒入社の社会人300人のうち「交際相手がいる」と答えた人は39.3%。そして、「将来結婚したい」と答えた人は77.0%。今の若者は、恋愛に消極的というイメージがありますが、多くの人が結婚したいとの思いを持っているようです。
結婚を実現するには、まずは恋人を作るのが先決。そのためにも、気になる人をデートに誘いたい。そんな時にも「伝え方の技術」は力を発揮します。もちろん、ストレートに自分の思いを伝えてうまくいくこともありますが、うまくいかないことも多々あります。相手の気持ちを考え、伝え方の技術を上手に使って誘ってみましょう。
【Case1】デートに誘いたい
ずっと気になっているあの人。意を決して今週末デートに誘いたい!もちろん、相手が自分に興味を持ってくれているならば、直球で、
×「週末、デートしませんか?」
と誘う方法もあります。しかし、自分に興味があるかどうかわからない人に対して、このようにストレートに伝えても、「ノー」と言われる可能性が高いでしょう。「一緒に出かけたい、デートしてほしい」というお願いは、あなたのメリットでしかないからです。
そんなときは、相手が興味を持っているものをリサーチしたうえで、こんな感じで伝えてみてください。
〇「インスタ映えのするカフェを見つけたんだけれど、行ってみない?」
これは「相手の好きなこと」という技術を使っています。いったん自分の願望から離れて、相手がどんなもの(こと)に興味があるのか、普段相手は何を考えているのかなど、「相手の頭の中」を想像してみましょう。その結果、「よくインスタに投稿している」ということが分かったのであれば、「インスタ映え」という相手が好きなことをもとに誘うと◎。相手に好印象を与え、「イエス」と言ってもらいやすくなります。
ちなみに、山ちゃんは蒼井さんの好きな
『テラスハウスのご機嫌なゴシップを手に入れまして』
と誘ったそうです。
「相手の好きなこと」…基本でありながら、最強。人に好かれる伝え方ナンバー1。「相手の好きなこと」をもとに考えるので、好感をもたれながら、こちらのお願いを受け入れてもらうことができます。