【Case2】相手の連絡先を知りたい
最近、仕事で一緒になることの多い同僚。会社のメールアドレスは知っているけれど、個人的な連絡先を知りたい…。そんなとき、思い切って、
×「連絡先を教えてくれませんか?」
と聞く方法もありますが、関係性がまだ浅い場合、「あまりにストレートで怖い」と引かれてしまうかもしれません。こんなときも、伝え方の技術「相手の好きなこと」を使って、こう伝えてみてください。
〇「すっごくおいしくて穴場のタピオカドリンクの店を見つけたんだ。良ければ情報送るよ。じゃあ、LINE教えて」
先ほどの「デートの誘い方」と同じく、事前に相手の好きなことをリサーチしたうえでこのように伝えると、相手は嬉しくなり「その情報、ほしい!」と思うはず。そこから自然に連絡先を交換できるようになるでしょう。
【Case3】相談事をもちかけて、仲を深めたい
いきなりデートに誘うのではなく、まずは相談事をもちかけて相手との距離を縮めたい…という人もいるでしょう。そんなとき、
×「ちょっと相談したいことがあるんだけど…」
と声をかけるのもアリだとは思いますが、もっと効果的なお願いの仕方があります。ぜひこう伝えてみてください。
〇「こんなこと、山口さんにしか相談できないんです。ちょっとお話聞いてもらえませんか?」
これは、伝え方の技術「あなた限定」を使った伝え方です。「山口さんにしか…」と言われると相手は特別扱いをされていると感じ、そのお誘いに乗りやすくなります。
伝えたいことは、どちらも同じ。しかし、相手の気持ちを想像し「伝え方の技術」を使って伝えれば、イエスの可能性をぐんと上げることができるのです。
「あなた限定」…あなただけ特別、と言われると、人はつい動いてしまうもの。じぶんだけ選ばれたという優越感から、話に乗りたくなるのです。