イマドキの女子に大人気のデートスポット、屋内型アミューズメントパーク「VR ZONE SHINJUKU」。筆者(女・27歳)と男性カメラマン(28歳)が、恋愛感情ゼロからどこまで盛り上がるデートになるか、試してみた。(清談社 藤野ゆり)
今、東京で一番熱いデートスポット
「VR ZONE SHINJUKU」
近年、VR(バーチャルリアリティ)は目覚ましい進化を遂げている。IDC Japanの調査によると、2017年上半期のAR・VRヘッドセットの出荷台数は11.5万台で、すでに昨年の出荷台数を上回った。この出荷台数の約半数を占めるのが、SONYの家庭用ゲーム機「PlayStation VR」。今年10月には、最新機種も発売された。
すっかり身近になったバーチャルリアリティの世界だが、「PlayStation VR」はお値段4万円以上と、なかなか気楽に手を出せない…そんな人におすすめなのが、手軽に仮想現実の世界を楽しめる「VR ZONE SHINJUKU」だ。
バンダイナムコエンターテインメントが今年7月にオープンした「VR ZONE SHINJUKU」は、新たな魅力を持ったアミューズメント施設。館内のアクティビティのほとんどが、VRによるバーチャル体験を使用したものだ。
年齢を重ねると、生活の中で「未知のもの」が極端に少なくなる。デートも同様で、どこへ行っても何を食べても、感動や刺激は薄れてしまいがち。その点、VRでのデートは新鮮さ100%でしかない。テーマパークの刺激に慣れきってしまった人も、この新たな興奮を前にすれば、否が応でも心拍数が上がるはず。しかも緊張や不安から生じるドキドキを相手への恋愛感情と錯覚する、俗にいう“吊り橋効果”も期待できるし、デート成功間違いなしのスポットなのではないか?
そんな仮説をもとに、今回、筆者(女・27歳)は、男性カメラマン(28歳)を引き連れ、「VR ZONE SHINJUKU」を体験。結論からいってしまうと、ここ「VR ZONE SHINJUKU」は間違いなく、いま東京で一番熱いデートスポットだった!
館内には、最先端のVRアクティビティが全部で17種類。予約優先制なので、混雑しまくってテンションが下がるなんてこともなければ、屋内なので天候に左右されないのもポイントが高い。チケット制で、1day4チケットセットは、4つのアクティビティを楽しむことができる。一度訪れただけではすべて回りきるのが難しいため、「今度はあれ乗りたいね!」と次のデートに繋がる布石として大活躍しそうだが、何はともあれ、まずは初VR初挑戦だ。
午前10時、VR ZONE SHINJUKUの前に集合した筆者とカメラマンのテンションは、一様に低かった。ひとまず、ぎこちない挨拶を交わし館内へ。まず驚いたのは、扉の向こうに想像していたよりもずっと開放的な空間が広がっていたこと。ゲームセンターのような雑多な印象はなく、おしゃれなレストランまで入っている。