【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は10日、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策は中国に競争上の優位性を与えているとし、利下げすべきとの自身の助言に一部のFRB当局者が耳を傾けていないのは明白だ、との認識を示した。CNBCとのインタビューで述べた。  トランプ氏はこれまで、FRBの金利決定を批判しており、利下げと資産縮小の停止を求めている。  同氏は、FRBは「極めて破壊的な存在」となっており、貿易交渉で中国を優位にしていると指摘。「中国は何年にもわたり通貨を切り下げており、競争上非常に優位な立場を築いている。