• 金利見通しが一転• 金利見通しが一転市場は少し前まで米国金利の上昇を予想していたが、今や2008年12月以来となる利下げを見込んでいる。フェデラルファンド(FF)金利先物は今年について0.5%ポイント、来年はさらに0.4%ポイントの利下げを織り込み、イールドカーブはフラット化あるいは逆転した。米財務省短期証券(TB)の利回りは10年物国債を上回り、1年物(2.04%)と10年物(2.12%)の利回り差はほぼない。過去を見れば、これは景気後退の前触れであることが多く、米連邦制度準備理事会(FRB)の救済措置発動が迫っていることを示唆するものだ。