一方の田口被告は起訴状によると5月22日、元女優小嶺麗奈被告(38)と同居していた世田谷区のマンションで乾燥大麻約2.2グラムを所持していたとされる。

 7日に保釈されたが、芸能人が逮捕された際の勾留先としておなじみになった警視庁東京湾岸署の正面玄関を出て、報道陣に向かって「心よりおわびします」と謝罪した。

 そして、約20秒間にわたって土下座し「違法薬物に手を染めないと誓います」「更生して罪を償い、1日も早く信頼を取り戻せるよう必死に生きる」などと訴えた。

マトリvsソタイ

 最近、テレビなどでときどき耳にするようになったが、そもそもマトリとはどんな組織なのだろうか。

 厚生労働省の地方厚生(支)局に設置されている部署で、2001年の中央省庁再編によりそれまでの地区麻薬取締官事務所と地方医務局が統合して発足した。所在地は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡に計8ヵ所。ほかに横浜と神戸、北九州に分室、那覇に支所が存在する。

 刑事訴訟法に基づく「特別司法警察員」で、強制捜査権や逮捕権を持つ。職務上、危険を伴うため逮捕術や拳銃射撃の訓練を受け、捜査では拳銃の所持も認められている。

 外国人の容疑者らに対処するためさまざまな語学に堪能で、薬物を取り扱うため薬剤師の資格を持つ取締官も多い。

 情報をキャッチするために私服で行動し、客に成り済まして取引に応じる「買い受け捜査」や違法薬物を発見しても押収せずに引き取り手を追尾する「泳がせ捜査」など、さまざまな手法で容疑者を追い詰める麻薬取締官は「薬物Gメン」の異名を取る。