ソタイ5課は4月27日、麻薬特例法違反の疑いで経済産業省自動車課課長補佐の西田哲也被告を逮捕した。

 5月24日に起訴されたが、起訴状によると4月15日、米国から国際郵便で覚醒剤約20グラムを成田空港に密輸。同25日に東京都足立区の自宅マンションで覚醒剤を使用したとされる。

 一方、関東信越厚生局マトリ部は5月28日、覚せい剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(同)の疑いで文部科学省初等中等教育局参事官補佐の福沢光祐容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は同日、東京都新宿区の自宅で覚醒剤と大麻それぞれ数グラムを所持していた疑いだ。

 前述の元警視庁中堅幹部は「あまりに近いタイミング。示し合わせたかのようだ」と驚きを隠さなかった。

 実はマトリとソタイが扱う事件は元締めに至るまでの流通ルートを解明するため、大掛かりな事件の摘発後も発表せず、ニュースにならないことも多い。こうした芸能人やキャリア官僚の摘発など、脚光を浴びる事件はむしろ珍しい。

 しかし地味ではあるが、一般市民の安全を守るため危険を顧みずに尽力しているマトリとソタイの存在は、もっと知られていいと思う。

 警視庁元中堅幹部は「報復の危険性もあるから捜査員の素性などは知られちゃいけないが、こういう組織があることを知ってもらい、情報提供などで協力していただけるとありがたい」と話していた。